エッチングＱ＆Ａ

エッチング倶楽部　Ｑ＆Ａ

制作上のコツ< Ｑ＆Ａ>
うまくいかないときは、ここをご覧ください。

Ｑ１	コピーが真っ黒にとれません	Ａ１	コピーの黒がべったり乗っていないと、マスクの効果が出ず、エッチングできません。白い部分に多少地肌汚れが出ても構いませんから、濃度レバーで濃度を上げてコピーしてください。（地汚れはリムーバーで拭いたときにとれます）
Ｑ２	リムーバーで拭くと、コピーまで消えてしまいます	Ａ２	トナーの定着が甘いのが原因です。カラーコピーの場合は必ず厚紙モードでコピーしてください。白黒コピーの場合は、コピーをした後、オーブンで１分間ほど加熱して、トナーを完全定着させてください。
Ｑ３	レジストシートに水を塗ると、画像がはがれてしまいます	Ａ３	リタックシートの密着不良が原因です。ヘラで強くしっかりこすってください。水を塗ったら、徐々に紙が伸びていきますから、ときどきヘラで平らに馴らしてください。はがす前も、一度ヘラでこすってからはがしてください。また、マルチプロセッサをお持ちの方は、へらでこするよりも、プロセッサに通したほうが、確実に仕上がります。通す場合は、リタックシートに直接熱がかからないよう、紙に挟んで、高速で通してください。
Ｑ４	ワイングラスの湾曲した部分に転写すると、ひび割れが生じます	Ａ４	あまり湾曲が大きいと、ヘラでこする転写では無理があります。なるべく平らに近い部分に転写してください。どうしても転写したい場合は、ハンドプリンタをお持ちの方は、熱をかけながら転写をすると、リタックシートが伸びるのでうまく転写できます。
Ｑ５	エッチングにムラが生じます	Ａ５	エッチング液を塗る部分を、良く洗っておかないと、そこについている手の脂や汚れのために、均一にエッチングできません。汚れを取る方法は、中性洗剤か、ピクアリムーバーをティッシュにつけてよく拭いてください。
Ｑ６	イレーサーでマスクを取るときに、すっきりきれいになりません	Ａ６	イレーサーは完全に蒸発するのに時間がかかります。即仕上げたい場合は、イレーサーでだいたい消したあと、ピクアリムーバーで拭くと、すっきり仕上がります。
Ｑ７	文字以外の部分に液がついて、腐食されてしまうのですが	Ａ７	エッチングで大切なことは、周りの部分をきちんとマスキングして、液から守ってやることです。専門的には、「グランド液」などがありますが、身近にも利用できるものがあります。ガラスや金属の場合は、粘着シートを貼ったり、アクリル絵の具を塗っておけば大丈夫です。木工用ボンドも利用できます。
Ｑ８	大きいものを仕上げたいのですが	Ａ８	大きくなればなるほど、いろいろな難しさが生じます。一般的に簡単な大きさは、名刺大ぐらいまでです。それ以上の場合は、上級のテクニックや経験も必要とします。このホームページでは、内容が煩雑になるのを防ぐため、省略していますが、必要性の高い方の場合には、個別相談に応じております。（まずは、メールでご相談ください）
Ｑ9	エッチングの画像が太るのですが	Ａ９	エッチングにあまり長い時間をかけると、腐食がマスキングの内側にまで進んでしまいます。したがって、シャープに仕上げるには、なるべく短い時間で終えた方がベターなのです。エッチングの度合いとシャープさは反比例しますから、ちょうどいい時間を経験でつかんでいってください。
Ｑ10	マスキングの接着が弱く、途中ではがれてしまうのですが	Ａ10	ガラスや金属は、本来あまり強く接着できる素材ではありません。ですから、細い線や細かい文字はなるべく避けるようにしてください。なお、ご商売でエッチングをなさる場合は、ヘラによる圧着では無理があります。ハンドプリンタによる熱転写を行ってください。（ハンドプリンターは会員専用オプションです。）
Ｑ1１	コピーの表面に細い亀裂（ひび割れ）が生じるのですが。	Ａ1１	いったん熱で膨張したトナーが、冷めて収縮するために起こります。コピーした直後に、定規で紙をしごくと、ひび割れが起こりません。また、ひびが入ってしまったコピーでも、しごくことで、ひびが消えます。　　　　　　　図のように、縦横に紙をしごくと、目に見えない細かいひび割れが起こり、大きなひび割れが入るのを防いでくれます。
Ｑ1２	金属腐蝕液について詳しく知りたいのですが。	Ａ1２	この件につきましては、お客様からノウハウをお寄せいただきましたので、こちらのページにご紹介させていただきます。
Ｑ13	この腐食液で、アルミニウムをエッチングすることはできますか？	Ａ1３	付属についている腐食液は、塩化第二鉄溶液です。これは、銅・真鍮・ステンレスなどのエッチングに向いており、アルミニウムに対しては、反応が強すぎて不向きです。アルミニウムのエッチングは、２～３％苛性ソーダ液４０℃、２０～３０分が適当です。

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