| 前半（リムーバーで膜を除去） |
| コピーをとる |
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１
乾式のカラーコピー機またはレーザープリンタを使って、原稿を正像のネガ反転で「コピールシート」の青い面に青色（C100×M100）でプリントします。
原稿モードは「文字」または「ＣＡＤ」
用紙モードは<封筒>または<ラベル>にして、手差しで通します
原稿は各要素ごとに、写真のようにブロックにわけておくと、今後の作業がうまくいきます。（転写フレーズごとに、３mm程度の隙間を作っておく）
原稿が少ない場合は、1/4のはがき判にカットして、余白を前にして通します。 |
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２
古新聞紙を３〜４枚重ねて、左右をテープでテーブルに固定します。（新聞紙はカッターマットの上に敷くのがベターです）
コピールシートの周囲をテープで、隙間のないようにしっかり貼り付けます。（定規を重しとしてそばに置きながら貼ると、隙間ができません）
水濡れに強いポリテープを使用します。セロハンテープは不可。写真はわかりやすくするために、色付きのマスキングテープを使っています。
慣れるまでは、カットしてはがき判の大きさ位で作業をすると失敗しません。 |
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| リムーバーで拭く |
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３
| 白いメラミンスポンジに、ケイドライ（紙ワイパー）を巻き付け、リムーバー＜Ｐ＞をたっぷり含ませます。（Ａ４判処理で１０cc以上必要） |
   
ケイドライの巻き付け方。全体をくるみます。 |
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４
画像面を拭きます。拭く要領は、決して力を入れずに、常に全体が液で濡れているように、膜面に液を含ませていく気持ちで、ゆっくり上下・左右に往復させます。
次第にトナー以外の部分の青い膜が消えていき、下から赤い色が見えてきます。この赤い色は粘着剤ですが、次の水拭きの工程でとるものですから、ここでは残っていて構いません。青い色だけを完全に拭き取ってください。
※レジストシートやピクアシートとは、膜の消え方が異なりますから、ご注意ください。 |
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５
青い色が完全に無くなったら終了です。あまり拭き過ぎると、マスクに細かい穴があいてしまいますから、深追い禁止です。（１分程度で終わるはずです）
※赤色は全体に残っていて構いません。
※なかなか青色が消えない場合は、含ませるリムーバーの量の不足ですから、さらに追加してください。 |
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| 水で拭く |
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６
次に、別のメラミンスポンジにケイドライを巻き付けて、水をたっぷり含ませます。
処理する面積が小さい場合は、ケイドライを四角くたたんだだけでもＯＫです。 |
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７
リムーバーと同じように画像面を拭いて赤い粘着剤を除去します。
細かい部分に赤が残らないように、綿密に拭き取ってください。 |
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| 乾かす |
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８
赤色が完全に消えたら、新しいケイドライを軽くまるめて、水を拭きとります。
ケイドライは値段が高いので、ティッシュペーパーでもＯＫです。
ぐずぐずしていると、水で紙が伸びてしまいますから、すみやかに拭き取ってください。 |
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９
テープの内側をカッターで切り抜きます。（テーブルに注意）
まだ紙に多少の水分が含まれていますから、１０分程度自然乾燥させるか、急ぐ場合はドライヤーで良く乾かします。
これでリムーバー作業が完了です。
液が含まれたケイドライやティッシュは、新聞紙にまるめて、燃えるごみとして廃棄してください。 |
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| 後半（リタックフィルムに画像を転移） |
| プロセッサに通す |
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１０
| コピールシートの画像面を上に向けて、キャリアシートのフィルムの下に置きます。 |
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１１
プロセッサに通します。プロセッサの温度は「Ｃ］に設定して、温めておきます。
※マルチプロセッサをお使いの方は、キャリアボードの上にキャリアシートを乗せ、先端をテープで止めて通してください。設定は「１６０℃/０．６」にしてください。 |
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１２
| ある程度冷めてから、コピールシートを取り出します。 |
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| リタックシートに画像を移す |
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１３
リタックシートの白い台紙からフィルムをはがし、粘着面を上にして、平らなテーブルの上に置きます。
※透明なフィルムの方を使います。白い台紙は捨ててしまって構いません。 |
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１４
| コピールシートの画像面を粘着面に当てて、空気がはいらないように、きっちりと貼り合わせます。 |
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１５
ヘラを使って強くこすり、しっかり密着させます。
※特に、細かい文字や、細い線がある場合、この作業は重要です。 |
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１６
テーブルの上に保水シートを置き、水をたっぶり含ませます。
保水シートは何回でも繰り返し使えます。コピールシートを小さく切って使う場合は、保水シートもカットして使うか、または、その面積に応じた広さに水を塗ればＯＫです。 |
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１７
コピールシートを保水シートの上に重ねて、リタックシートの上か、中央から左右に向ってヘラでこすります。重ねたら間髪を入れずに行ってください。
※コピールシートは水を含むと、Ａ４判の長い方向に約４mm伸びます。（短い方向には伸びません） この伸びを外側に逃がしてやりながら、全体を圧着します。
※こすり始めるのが遅いと、水で膨張した紙がフィルムから浮き上がり、細かい部分のトナーがはがれて、文字が崩れてしまいます。 |
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１８
水を塗ってから３０〜４０秒で、紙がはがれる状態になります。
はがす前に、ヘラで全体をこすってから、ゆっくりリタックシートをはがします。 |
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| 水洗する |
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１９
下敷きの上にリタックシートを乗せて、１０〜２０秒間、粘着面を穏やかな流水で洗います。
これは、紙をはがした時に残っているデンプン（透明）を取り除く作業です。デンプンが粘着剤の上に残っていると、接着力が低下して、素材に転写しにくくなります。 |
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２０
吸水マットの上に、粘着剤を下に向けて置き、ペーパータオルでフィルムの表面を押すようにして拭きます。これで表裏の水気が拭きとれます。
吸水マットは、ペット用のものを流用します。これは表面の材質がＰＰ（ポリプロピレン）でできているため、粘着剤がくっつきません。 |
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２１
拭き取りだけでは水分が完全に乾いていませんから、さらに１０分程度自然乾燥するか、急ぐ場合はドライヤーで完全に乾かしてください。
出来上がったマスキングシートは、裏に剥離紙を当て、端をホチキスで止めて保存します。
※完全に乾いた粘着面を観察して、もしもテカリのある部分があった場合、ここはデンプンが取りきれていません。その場合は、テカリの部分を再度水洗いしてください。 |
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